LBブリグズ、ベアーズでプレーすることはもうない

 シカゴ・ベアーズLBランス・ブリグズが、もうこれ以上ベアーズでプレーすることはない、来シーズン一杯、試合に出場しない準備はできていると語った。プロ4年のブリグズは、今オフにFAの資格を獲得。長期契約を希望していたが、ベアーズは彼をフランチャイズ選手に指定していた。これによりもし、他チームが彼を獲得する場合には2つのドラフト1巡指名権をベアーズに譲渡しなければならず、代償の大きさから他チームへの移籍は非現実的となった。ブリグズフランチャイズ指定により、来季LBのリーグトップ5の平均年俸720万600ドル(約8億3,500万円)を受け取ることができる。しかし、年俸は1年契約で、彼の望む長期契約を今オフ中に結ぶことができなくなったことからチームへの不満を露にしていた。

 ここ2年連続でプロボウルに選出されているブリグズは、昨季16試合出場で130タックル、1.0サック、2インターセプトを記録。LBブライアン・アーラッカーと並ぶベアーズ守備陣の中心としてスーパーボウル進出に大きく貢献した。彼は「720万ドルは良い金額だけど、1年契約では保証が何もない。俺はドラフト3巡指名で入団し4年間、同じ指名巡の選手では最も低い契約でプレーしてきたんだ。そして今年に入ってから契約に関する交渉はなにもなかった。チームは長期契約を俺と結ぶ意志がない、というのが俺の意見だ」とコメント。また、昨春6年3,300万ドル(約38億円)のオファーを断ったという報道があったが、年数は7年でありそれは自分の市場価値を下回るものだった、とスポーツ専門局ESPNに語っている。