コルツのダンジーHC、続投を明言

 インディアナポリス・コルツトニー・ダンジーヘッドコーチ(HC)が、来季もチームの指揮を執ることを明言した。今年のスーパーボウルシカゴ・ベアーズを下し、黒人HCとしては初めてスーパーボウルリングを獲得した51歳のダンジーだが、過去に50歳までにはHC職を引退したい、と述べていたこともあり去就が注目されていた。「私は来季もチームに戻り、タイトルを守りたいと思う。簡単な決断だったとは言わないが、正しい決断であり、結論を出すのに長い時間はかからなかった」と、22日からコルツの本拠地RCAドームで行われるスカウティングコンバインを前に語った。

 スーパーボウル王者のコルツは、4月のドラフト指名巡は最後の32番目となっており、ドラフト戦略を決定するのに少し時間は残されている。だが、「私たちは、仕事に戻らなければならない。私はとても落ち着いた人間だが、それでもスーパーボウル制覇は特別な時間だった。だが、2007年シーズンは、ゼロからのスタートとなる」と、気を引き締めている。今オフの補強戦線だが、コルツはすでにFAとなるDEドワイト・フリーニーフランチャイズ選手に指定している。他の選手についてダンジーは、「もしアイテムAを手に入れたら、アイテムB、CやDは獲得できないかもしれない。コーチとしては、全員に戻ってきて欲しい。しかし、それは無理なことだ」と、ある程度の戦力流出は避けられないと見ている。