ペトリーノがファルコンズの新HCに就任

 アトランタ・ファルコンズが、ボビー・ペトリーノの新ヘッドコーチ(HC)就任を発表した。45歳のペトリーノは、今季までルイビル大の指揮官を務めていた。アーサー・ブランクオーナーは、「ボビーは、選手にやる気を出させる方法、彼らのベストの力を引き出す方法を知っている。彼ならマイケル・ヴィックをより高いレベルに引き上げてくれるだろう」とコメントしている。ファルコンズは今季リーグ1位のラン攻撃を見せたが、パス攻撃はリーグ25位とアンバランスな攻撃で7勝9敗に終わりプレーオフ進出を逃した。そしてシーズン終了後すぐにジム・モーラHCを解任していた。

 ルイビル大での4年間で通算41勝9敗、今季は12勝1敗で同大をAP通信の選ぶ全米ランキング6位に導いたペトリーノは、特にオフェンスの指導に定評があるコーチとして知られている。ルイビル大は、今季1試合平均得点で全米4位、獲得ヤードで全米2位だった。ペトリーノには今季NFL史上初となるQBとしてラン1,000ヤードを突破した一方で、キャリアハイの20TDをあげたが、13インターセプト、パス成功率52.7%、QBレーティング75.7と精彩を欠いたヴィックをパッサーとして成長させることができるか注目が集まる。