RBパーカー大活躍、スティーラーズ快勝

 第14週のピッツバーグ・スティーラーズクリーブランド・ブラウンズの試合が行われ、RBウィリー・パーカーがラン223ヤード、1TDと大活躍したスティーラーズが27対7で快勝している。RBパーカーの記録は、1970年にフレンチー・フュークワがあげた218ヤードを上回るチーム新記録となった。また、彼はすでに11月12日のセインツ戦でラン213ヤードをあげており、チーム史上初の1シーズンで複数回1試合ラン200ヤード以上をあげた選手となった。これで連勝のスティーラーズはここ5試合で4勝をあげ、今季6勝7敗と持ち直してきた。しかし、今日の観客は5万5,246人と本拠地ハインツフィールドの満員からは約1万員足りない寂しい状況だった。

 ラン守備が崩壊したブラウンズは、今季4勝9敗となり4年連続のシーズン負け越しが決まった。同地区ライバルのスティーラーズ相手にこれで7連敗となってしまった。また、ここ3シーズンでの12月の成績は2勝11敗と、シーズン終盤に弱さを見せている。プロ初先発となったQBデレック・アンダーソンは、パス37回中21回成功、276ヤード、1TD、1インターセプトだった。

 第14週の残り15試合は、12月10日、11日の2日間で行われる。プレーオフ進出の可能性が出てきているチームは多いが、中でも10勝2敗のインディアナポリス・コルツは、7勝5敗のジャクソンビル・ジャガーズとのAFC南地区首位決戦に勝利すると、他チームの成績は関係なく4年連続の地区優勝が決まる。他にはコルツとAFCシード争いで首位に立つ10勝2敗のサンディエゴ・チャージャーズと7勝5敗のデンバー・ブロンコスによるAFC西地区首位対決、9勝3敗のボルチモア・レイヴンズ対7勝5敗のカンザスシティ・チーフスの試合も注目だ。NFCではともに8勝4敗で、東地区首位のダラス・カウボーイズと南地区首位のニューオリンズ・セインツによる地区首位対決が楽しみだ。