エドワーズHC、先発QBについて曖昧な返答

 カンザスシティ・チーフスハーマン・エドワーズヘッドコーチ(HC)が、今後の先発QB起用について曖昧な返答をしている。当初エドワーズHCは、開幕戦でハードヒットを受け意識を失ったエースQBトレント・グリーンの体調が回復したら先発QBに起用すると述べていた。しかし、「チームにとって一体感(ケミストリー)は無視できない要素の1つで、とても重要なことだ。現時点でQBについての決断を下す必要はない。その時が来たら判断するだけだ」とコメント。グリーンが復帰可能になった後に、現在の先発QBデイモン・ファードと、どちらを起用するのか明言を避けた。ちなみにグリーンは、11月19日のオークランド・レイダーズ戦には復帰できると見られている。

 エドワーズHCの決断を鈍らせている原因は、ファードが絶好調だからだ。昨季まで6年間に渡って先発経験のなかった33歳のベテランは、グリーンの離脱を受けここまで先発7試合出場で11TD、1インターセプトと抜群の安定感を見せている。QBレーティング105.2は、コルツのQBペイトン・マニングに次ぐリーグ2位の数字。ファードが先発した試合でチーム5勝2敗、過去6試合で5勝と好調を維持している。