シーホークスとセインツ、サヨナラFGで1敗を守る

 第6週の12試合が、現時時間10月15日に全米各地で行われた。1敗同士の対戦となったセントルイス・ラムズシアトル・シーホークスニューオリンズ・セインツフィラデルフィア・イーグルスの2試合は、シーホークス、セインツともに試合終了と同時に決まるサヨナラFGで勝利した。シーホークスは、前半で14点リードをつけられる苦しい展開となったが第4Q序盤に逆転する。その後、試合残り1分44秒に再逆転されるが、最後はKジョシュ・ブラウンが54ヤードのロングFGを決めた。セインツは前半を終え14点リードを奪うが、後半に入って21点を連取されて逆転される。しかし、逆転のTDを許した直後の攻撃で追いつくと、Kジョン・カーニーが土壇場で31ヤードの勝ち越しFGを成功させた。

 また、サンディエゴ・チャージャーズは、QBフィリップ・リバーズがパス39回中29回成功、334ヤード、2TDと大活躍し48対19でサンフランシスコ・49ersに圧勝。デンバー・ブロンコスは、4試合連続で一桁失点に抑えたディフェンス陣の堅守により13対3でオークランド・レイダーズを下し、両チームとも1敗を守っている。

上位チームが確実に白星を重ねたことに加え、先週の時点で全敗だったデトロイト・ライオンズテネシー・タイタンズタンパベイ・バッカニアーズの3チームが今季初勝利を収めている。ライオンズは20対17でバッファロー・ビルズタイタンズは25対22でワシントン・レッドスキンズバッカニアーズは14対13でシンシナティ・ベンガルズをいずれも僅差で下している。これで未勝利チームは、レイダーズだけになった。

 他にはWRテレール・オーウェンズが、2004年以来となる1試合3TDをあげたダラス・カウボーイズが34対6でヒューストン・テキサンズに快勝した。カロライナ・パンサーズは、WRスティーヴ・スミスがレシーブ8回189ヤード、1TDをあげボルチモア・レイヴンズに23対21で競り勝った。開幕連敗スタートのパンサーズだったが、これで4連勝と勢いに乗っている。明日のマンデーナイトでは、開幕5連勝中のシカゴ・ベアーズが、1勝4敗と低迷しているアリゾナ・カーディナルズと対戦する。ここまで1試合平均24点の得失点差と圧倒的な強さを見せているベアーズに対し、新人QBマット・ライナート率いるカーディナルズが番狂わせを演じることができるのか注目だ。