ベアーズ、コルツが無傷の開幕5連勝!!

 第5週の13試合が、現地10月8日に全米各地で行われた。第4週まで無傷のシカゴ・ベアーズインディアナポリス・コルツがともに勝利を収め、開幕5連勝を飾った。ベアーズはバッファロー・ビルズを序盤から圧倒し40対7で大勝。コルツはテネシー・タイタンズに前半を終え0対10とリードされる苦しい展開となったが、後半にQBペイトン・マニングの2つのTDパスが決まり、14対10で苦戦したものの逆転勝利を収めた。

 昨季フィラデルフィア・イーグルスで度重なる批判を行い、チームを放出された「T.O.」ことWRテレール・オーウェンズダラス・カウボーイズ)。「凱旋」となった古巣での試合は、レシーブ3回45ヤードと封じられてしまいチームも24対38で敗れた。オーウェンズからよく槍玉に挙げられたイーグルスのQBドノヴァン・マクナブは、パス354ヤード、2TDと主役の座を奪う活躍だった。コルツはいまだ勝ち星のなかったタイタンズに苦しめられたが、見事逆転勝利。

 ニューオリンズ・セインツタンパベイ・バッカニアーズの試合は、大物新人RBレジー・ブッシュの65ヤードパントリターンTDというビッグプレーもあり、セインツが24対21で逆転勝ち。今季4勝目を挙げている。バッカニアーズは、プロ初先発の新人QBブルース・グラドカウスキーがパス225ヤード、2TDと健闘したものの、勝利につながらなかった。新人ではアリゾナ・カーディナルズのQBマット・ライナートカンザスシティ・チーフス戦でプロ初先発。パス253ヤード、2TD、1インターセプトと及第点の内容だった。しかし、チームは第4Qに10点差をひっくり返され20対23で逆転負けを喫した。

 一方、バッカニアーズサンフランシスコ・49ersに20対34で敗れたオークランド・レイダーズがともに開幕4連敗。タイタンズと、ミネソタ・ヴァイキングスに17対26で敗れたデトロイト・ライオンズは、開幕5連敗といまだ白星を挙げられず、苦しい状況が続いている。明日9日のマンデーナイトでは、ここまで無敗と好調なボルチモア・レイヴンズデンバー・ブロンコスと対戦する。ディフェンス陣の活躍で接戦に持ち込み、第4Qでの逆転劇を繰り返してきたレイヴンズが、コルツ、ベアーズに続いての開幕5連勝を達成するか。それとも、QBジェイク・プラマーWRジャヴォン・ウォーカーのホットラインが好調なブロンコスが、レイヴンズの快進撃を止めることができるのか注目だ。