初の兄弟QB対決! 兄ペイトンに軍配
9月8日に開幕したNFLは、10日計13試合が行われた。ペイトン、イーライのマニング兄弟対決に全米中の注目が集まったニューヨーク・ジャイアンツ対インディアナポリス・コルツの試合は、兄のペイトン・マニング率いるコルツが26対21で競り勝った。ペイトンはパス276ヤード、1TD、1インターセプト、イーライ・マニングはパス247ヤード、2TD、1インターセプトと兄弟対決は互角だった。
そのほかの試合は、昨シーズンのNFC王者シアトル・シーホークスが、デトロイト・ライオンズの堅守に苦しんだが、Kジョシュ・ブラウンの試合終了と同時に決まったFGにより9対6で辛くも勝利した。しかし、昨季ともにカンファレンス決勝に進出したデンバー・ブロンコス、カロライナ・パンサーズは、ブロンコスがセントルイス・ラムズに18対10、パンサーズがアトランタ・ファルコンズに20対6で敗れ黒星スタートになっている。
カンザスシティ・チーフス対シンシナティ・ベンガルズの一戦では、チーフスのエースQBトレント・グリーンが第3Qにハードヒットを受けて意識を失い担架で退場するアクシデントが起きた。幸いグリーンはすぐに意識が戻り、病院での検査でも異常は発見されなかったが、司令塔を欠いたチーフスは23対10で敗れた。王座奪回を狙うニューイングランド・ペイトリオッツは、バッファロー・ビルズ相手に前半で10点リードを奪われる厳しい展開となったが、19対17でなんとか逆転勝利を収めた。
今季が現役最後のシーズンと言われるQBブレット・ファーヴ率いるグリーンベイ・パッカーズだが、シカゴ・ベアーズ相手に26対0と完敗し厳しいスタートを切っている。また、“お騒がせWR”テレール・オーウェンズが加入したダラス・カウボーイズはジャクソンビル・ジャガーズに24対17で逆転負け。オーウェンズはレシーブ6回80ヤード、1TDを記録している。11日に開催される今シーズン初めてのマンデーナイトでは、ワシントン・レッドスキンズ対ミネソタ・ヴァイキングス、オークランド・レイダーズ対サンディエゴ・チャージャーズの残り2試合が行われる。