49ersがサンタクララ移転を考慮か

 サンフランシスコ・49ersは、もしサンフランシスコでの新スタジアム建設案が却下された場合、サンタクララでの移転を考慮することになると発表した。49ersのコミュニケーション部門の部長リサ・ラングは「サンフランシスコが第1希望であることは間違いないが、私たちは予備を必要としている」とコメントしている。

 実際、49ersの財政部門の責任者であるラリー・マクニールは、先月サンタクララ市と2度に渡って会談。同市の市政担当官補佐のロン・ギャレットは、グレイトアメリカ・アミューズメントパーク内の駐車場に新スタジアムを建設できるか、どうかについて話したと述べている。キャンドルスティック・ポイントにある49ersのホームスタジアムは築46年と老朽化しており、サンフランシスコ市が1億ドル(約115億円)の補助金を出すと決めた1997年から新スタジアムの建設に向けて動いている。しかし、49ersは新スタジアムには6億ドル(約700億円)から8億ドル(約920億円)と試算しており、ファンド会社からの資金調達が不可欠となっている。また、チームによると資金調達には市の承認が必要となる。