ポール・タグリアブーNFLコミッショナー、7月に勇退

 ポール・タグリアブーNFLコミッショナーが、7月に16年以上に及ぶ務めを終え同職を退任することを発表した。65歳のタグリアブーは1989年にピート・ロゼールの後任としてNFLコミッショナーに就任し、数々の交渉をとりまとめてきた。彼は12日前、サラリーキャップ、FA制度が導入された1992年以降では最も難航した労使交渉を締結させたばかりだった。

 タグリアブーは、「今は新しいコミッショナーへと引き継ぐのに良い時期だと信じている」と書面で述べている。また、NFLには昨年7月に結んだ契約延長により上級役員兼コンサルタントとして2008年まで在籍する。タグリアブーから電話で連絡を受けたピッツバーグ・スティーラーズダン・ルーニーオーナーは、「私たちは、スポーツ界でベストの労使交渉を行なってきた。だからこそ、私たちはベストのリーグとなった。タグリアブーは私たちのリーダーとして、素晴らしい仕事を成し遂げてくれた」とAP通信に語っている。