RBバーバーの大爆発でジャイアンツが地区優勝!!

 現地時間12月31日(土)、NFL 2005シーズン第17週のうち2試合が開催された。ニューヨーク・ジャイアンツオークランド・レイダーズの試合は、RBティキ・バーバーがラン203ヤード、レシーブ60ヤードと大暴れしたジャイアンツが30対21で勝利。今季11勝目(5敗)をあげ、NFC東地区優勝を決めた。ジャイアンツが、地区優勝を果したのは最後にスーパーボウルへ出場した2001年以来となる。

 ジャイアンツのバーバーは、第1Qにチーム新記録となる95ヤードTDランを記録。今季ラン1860ヤードとし、明日試合を控えるシアトル・シーホークスRBショーン・アレグザンダーに53ヤードをつけトップに立っている。レイダーズのQBケリー・コリンズは、ジャイアンツのエースQBとして2001年にチームをスーパーボウルに導きながらイーライ・マニングの加入を受け2003年シーズン終了後にチームを放出された。この因縁の相手に対し、パス331ヤード、3TDターンオーバーなし、と素晴らしいプレーを見せたが、守備陣がジャイアンツの攻撃を止められず古巣相手の勝利はあげられなかった。

 もう1試合のデンバー・ブロンコスサンディエゴ・チャージャーズの一戦は、すでにAFCプレーオフ第2シードを確定させているブロンコスが23対7でチャージャーズを下し今季13勝目をあげた。ブロンコスのシーズン13勝は、スーパーボウル連覇を達成した1998年に14勝をあげて以来の好成績だ。先週プレーオフへの可能性が消えたチャージャーズは、第15週にコルツの無敗記録を止めるなどリーグを沸かせたが、結局9勝7敗でシーズンを終えている。

 ブロンコスRBテイタム・ベルは、この試合の前までラン869ヤードで3TDランをあげるもラン17回52ヤードに終わった。ブロンコスはすでにRBマイク・アンダーソンがラン1,000ヤード突破しており、リーグ史上4度目となるラン1,000ヤードRBコンビの誕生かと期待されたがあと一歩だった。チャージャーズは、エースQBドリュー・ブリーズが肩を脱臼し第2Q後半に退場。2番手QBフィリップ・リバーズでは、ブロンコスに傾いた試合の流れを変えることはできなかった。

 現地時間1月1日(日)は、今季残りの14試合が行われる。明日の試合で約4ヶ月に及ぶレギュラーシーズンも終わり、プレーオフ出場全6チームが出揃うことになる。