コルツが史上17チーム目の開幕10連勝!!

 現地時間11月20日(日)、NFL 2005シーズン第11週のうち15試合が全米各地で開催された。リーグ唯一の無敗インディアナポリス・コルツシンシナティ・ベンガルズの一戦は、壮絶な点の取り合いが展開されたが、前半だけで大量35点をあげたコルツが45対37で勝利。1998年のブロンコス以来、リーグ史上17チーム目となる開幕10連勝を達成した。コルツはQBペイトン・マニングが今季ベストのパス365ヤード、3TD、1インターセプトをあげ、チームを勝利に導いた。ベンガルズのQBカーソン・パーマーもパス335ヤード、2TD、1インターセプトと活躍したが、あと一歩及ばなかった。

 先週まで6連勝中のカロライナ・パンサーズ対5連勝中のシカゴ・ベアーズの試合は、リーグ1位の喪失ヤードを誇るベアーズ守備陣がパンサーズ攻撃陣を圧倒、計8サックを浴びせ13対3でNFC地区首位対決を制した。この結果、6勝3敗同士の戦いとなったアトランタ・ファルコンズとの決戦を残り45秒からの決勝FGにより30対27で競り勝ったタンパベイ・バッカニアーズが、パンサーズとNFC南地区で7勝3敗の首位タイに並んだ。

 NFC西地区首位のシアトル・シーホークスは、同地区のサンフランシスコ・49ers相手に15点差をつけて第4Qを迎える。しかし、ここから49ersの猛追を受け、残り30秒に2点差とするTDランを奪われるが、49ersの2点トライを止め27対25で辛勝。6連勝を達成し、2敗を守った。また、AFC西地区首位のブロンコスは、ニューヨーク・ジェッツに27対0と完勝し同じく2敗を守っている。その一方で、エースQBベン・ロスリスバーガーが3試合連続欠場となった2敗のピッツバーグ・スティーラーズは、4連敗中だったボルチモア・レイヴンズにオーバータイムの末13対16で敗戦。下位相手の痛い取りこぼしで、NFC北地区単独首位に立つチャンスを逃した。

 熾烈な首位争いを繰り広げているNFC東地区は、ニューヨーク・ジャイアンツがQBドノヴァン・マクナブを書くフィラデルフィア・イーグルスに27対17で勝利。ダラス・カウボーイズデトロイト・ライオンズを20対7で下し、両チームともに7勝3敗で並んでいる。昨季のNFC王者イーグルスは4連敗で4勝6敗となり、プレイオフ進出へ向け一敗もできない状況となった。王者ニューイングランド・ペイトリオッツは、ニューオリンズ・セインツ24対17で下し今季初の連勝を記録。6勝目をあげている。

 現地時間11月21日(月)のマンデーナイトゲームでは、ミネソタ・ヴァイキングスグリーンベイ・パッカーズが対戦する。現在4勝5敗のヴァイキングスは、地区首位のベアーズが7勝3敗と貯金を増やしているだけに、しっかりと勝っておきたい。現在2勝7敗のパッカーズは、先週ファルコンズに33対25で勝利した勢いで今季初の連勝を狙う。ヴァイキングスには、10月23日の対戦で20対23と惜敗しており、ホームで雪辱を果したい。この試合をもってシーズン第11週の全日程が終了。シーズン第12週は11月24日(木)、11月27日(日)、28日(月)の3日間にわたって全16試合が開催される。