1敗のバッカニアーズ、低迷49ers相手に痛い敗戦!!

 現地時間10月30日(日)、NFL 2005シーズン第8週のうち13試合が全米各地で開催された。先週まで5勝1敗でNFCトップを走っていたタンパベイ・バッカニアーズが、1勝5敗と低迷するサンフランシスコ・49ers相手に10対15で敗戦。49ersTDをあげられなかったが、要所を抑えた守備陣の奮闘と、FG6本中5本成功で全得点を叩き出したKジョー・ネドニーの活躍で金星をあげた。この結果、ミネソタ・ヴァイキングスを38対13で危なげなく下したカロライナ・パンサーズ、今週試合のなかったアトランタ・ファルコンズと、NFC南地区は3チームが5勝2敗で並ぶ混戦となっている。

 2敗同士の対決となったワシントン・レッドスキンズニューヨーク・ジャイアンツの一戦は、攻守に圧倒したジャイアンツが36対0で快勝した。ジャイアンツは、ここ7年間で初の完封勝利。エースRBティキ・バーバーは自己新の1試合ラン206ヤードと大暴れし、先週死去した名オーナーのウェリントン・マーラ氏に捧げる勝利をあげた。

 同じく2敗対決だったフィラデルフィア・イーグルスデンバー・ブロンコスの試合は、第4Qだけで21点をあげたブロンコスが49対21で圧勝。ブロンコス攻撃陣はマイク・アンダーソンテイタム・ベルRBコンビがともにラン100ヤード以上を稼ぎランだけで255ヤード、パスと合わせ計564ヤードを稼ぎイーグルス守備陣を粉砕した。イーグルスが敗れたことで、ジャイアンツはNFC東地区で単独首位に立っている。

 王者ニューイングランド・ペイトリオッツは、バッファロー・ビルズ相手に第4Q残り10分を切って9点リードを許す厳しい展開となった。しかし、ここからRBコーリー・ディロンが2連続TDランをあげ、21対16と逆転勝利。同地区ライバルとの接戦を制し、4勝3敗と再び白星を先行させた。また、シカゴ・ベアーズデトロイト・ライオンズNFC北地区首位対決は、オーバータイムの末ベアーズがCBチャールズ・ティルマンの22ヤードインターセプトリターンTDで劇的な勝利を収めた。

 現地時間10月31日(月)のマンデーナイトゲームでは、ボルチモア・レイヴンズピッツバーグ・スティーラーズが対戦する。4勝2敗のスティーラーズに対し、2勝4敗とスタートダッシュに失敗したレイヴンズは、ここで同地区ライバルを叩き浮上のきっかけをつかみたい。攻撃力に欠けるレイヴンズだけに、ディフェンス陣がスティーラーズの強力ラン攻撃を封じロースコアの展開に持ち込みことで勝機が見えてくる。この試合をもってシーズン第8週の全日程が終了。シーズン第8週は11月6日(日)、7日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。