コルツがリーグで唯一無敗を守る

 現地時間10月9日(日)、NFL 2005シーズン第5週のうち13試合が全米各地で開催された。第4週を終え4チームが無敗を維持していたが、インディアナポリス・コルツ以外の3チームが敗れる波乱が起きた。

 サンフランシスコ・49ersと対戦したコルツは、28対3と快勝し開幕5連勝を達成。この試合がプロ初先発だった今ドラフト全体1位指名QBアレックス・スミスをパス74ヤード、4インターセプトと押さえ込みプロの厳しい洗礼を浴びせた。しかし、タンパベイ・バッカニアーズニューヨーク・ジェッツに12対14、シンシナティ・ベンガルズジャクソンビル・ジャガーズに20対23、ワシントン・レッドスキンズデンバー・ブロンコスに19対21とそれぞれ僅差で敗れ今季初黒星を喫した。

 アトランタ・ファルコンズと激突した王者ニューイングランド・ペイトリオッツは、ファルコンズの大黒柱QBマイケル・ヴィックの欠場にも助けられ、第4Qに猛烈な追い上げを受けるもなんとか31対28で逃げ切り勝ち。今季の成績を3勝2敗とし、白星を先行させた。一方、昨年ペイトリオッツスーパーボウルで対戦したフィラデルフィア・イーグルスは、同地区ライバルのダラス・カウボーイズ相手に攻撃陣が計129ヤードと沈黙し10対33で完敗、今季2敗目(3勝)となっている。

 開幕4連敗と泥沼のスタートを切ったグリーンベイ・パッカーズは、ニューオリンズ・セインツと戦いQBブレット・ファーヴの3TDパスなどで52対3と圧勝。ようやく今季初勝利をあげた。だが、同じく未勝利だったヒューストン・テキサンズは、テネシー・タイタンズに34対20と敗れチーム初の開幕4連敗と不名誉な記録を更新してしまった。

 現地時間10月10日(月)のマンデーナイトゲームでは、ピッツバーグ・スティーラーズサンディエゴ・チャージャーズが対戦する。昨季の地区王者同士が激突するこの試合は、過去2試合連続で40得点以上をあげているチャージャーズの強力オフェンスをスティーラーズのディフェンスが伝統の「スティール・カーテン」で食い止めることができるかに注目だ。

 この試合をもってシーズン第5週の全日程が終了。シーズン第6週は10月16日(日)、17日(月)の2日間にわたって全14試合が開催される。