ペイトリオッツが24点差の大敗 メキシコで最多観客数を更新

　現地時間10月2日（日）、NFL 2005シーズン第4週のうち13試合が全米各地で開催された。王者ニューイングランド・ペイトリオッツがサンディエゴ・チャージャーズ相手に17対41と大敗を喫し、ホーム連勝記録が21で途切れる波乱が起きた。また、NFL初となるアメリカ国外での公式戦開催となったメキシコシティ（メキシコ）でのサンフランシスコ・49ers対アリゾナ・カーディナルズの試合は、レギュラーシーズン最多観客数となる10万3467人を集める大盛況だった。試合は、カーディナルズが第1Qの14点差を逆転し31対14で、今季初勝利を飾っている。

　その他では、開幕から無敗のインディアナポリス・コルツ、タンパベイ・バッカニアーズ、シンシナティ・ベンガルズ、ワシントン・レッドスキンズの4チームがいずれも勝利している。コルツは、QBペイトン・マニングが過去2試合TDなしに終わっていた鬱憤を晴らす4TDパスを投げ、テネシー・タイタンズに31対10で快勝。バッカニアーズとベンガルズは、それぞれデトロイト・ライオンズ、ヒューストン・テキサンズの粘りに苦しめられたが、17対13、16対10で競り勝った。シアトル・シーホークスと対戦したレッドスキンズは、オーバータイムにもつれ込んだがKニック・ノヴァクの39ヤードFGにより20対17で勝っている。

　また、フィラデルフィア・イーグルスはカンザスシティ・チーフスに17点を先行されたが、37対31と大逆転勝利をあげ、1敗を守った。アトランタ・ファルコンズは第2Q中盤にQBマイケル・ヴィックが膝を痛めて退場するアクシデントに見舞われたが、自慢の強力ラン攻撃だけで計285ヤードを稼ぎミネソタ・ヴァイキングスに30対10で快勝、こちらも1敗も維持した。

　現地時間10月3日（月）のマンデーナイトゲームでは、グリーンベイ・パッカーズとカロライナ・パンサーズが対戦する。開幕3連敗を喫しているパッカーズにとっては、プレーオフ出場へ向けもう負けられない。現在1勝2敗のパンサーズも同地区バッカニアーズが開幕4連勝、ファルコンズが3勝1敗と好スタートを切っており、これ以上の出遅れはなんとしても避けたい。この試合をもってシーズン第4週の全日程が終了。シーズン第5週は10月9日（日）、10日（月）の2日間にわたって全14試合が開催される。