混戦を予感させる第1週 昨年のプレーオフ組が相次いで敗れる
現地時間9月11日(日)、NFL 2005シーズン第1週のうち14試合が全米各地で開催された。今日登場した昨年プレーオフに進出している9チームのうち、インディアナポリス・コルツとピッツバーグ・スティーラーズを除く7チームが敗れる波乱の幕開けとなり、今シーズンの混戦を予感させる第1週となった。
コルツは、序盤ボルチモア・レイヴンズの強力守備陣に苦しみ前半を終え3対0とQBペイトン・マニング率いるハイパワー・オフェンスが沈黙する。しかし、後半に入るとマニングが2TDをあげるとともに、守備陣が1インターセプト・リターンTDを含む4ターンオーバーを奪いレイブンズに24対7で快勝した。スティーラーズは、RBジェローム・ベティス、デュース・ステイリーと2人の主力RBを欠いたが、先発に抜擢された本来は3番手RBウィリー・パーカーがラン161ヤードを稼ぎ、テネシー・タイタンズを34対7で下した。ペイトリオッツを追うAFCの2強が順当に初戦を勝利で飾っている。
しかし、それ以外では波乱が続出する。昨年リーグワーストの2勝に終わったサンフランシスコ・49ersは、第2Qに21点をあげる猛攻を見せ同地区ライバルのセントルイス・ラムズに28対25で勝利を収めた。また、サンディエゴ・チャージャーズ、グリーンベイ・パッカーズ、シアトル・シーホークスといった昨年の地区チャンピオンが、それぞれダラス・カウボーイズ、デトロイト・ライオンズ、ジャクソンビル・ジャガーズに敗れ黒星スタートを切っている。新人の中ではタンパベイ・バッカニアーズのRBカーネル・“キャデラック”・ウィリアムズがラン148ヤードをあげる活躍を見せ、ミネソタ・ヴァイキングスを24対13で下す原動力となった。
現地時間9月12日(月)のマンデーナイトゲームでは、フィラデルフィア・イーグルスとアトランタ・ファルコンズが対戦する。昨季のNFCカンファレンスチャンピオンシップの再戦となるが、ホームのファルコンズは10対27で敗れた雪辱をなんとしても果たしたい。イーグルスのQBドノヴァン・マクナブ、ファルコンズのQBマイケル・ヴィック、ともにパスだけでなくランでも優れた力を持つ2人のアスリートQB対決に注目が集まる。この試合をもってシーズン第1週の全日程が終了。シーズン第2週は9月18日(日)、19日(月)の2日間にわたって全16試合が開催される。