コルツがRBジェイムズをトレードの意向

 インディアナポリス・コルツが、エースRBエジリン・ジェイムズのトレードを画策していることが明らかになった。コルツは、ジェイムズ非独占フランチャイズ選手に指定しており、ジェイムズがFA移籍する場合、補償としてドラフト1巡指名権2つを手に入れることができる。しかし、ジェイムズの新しい代理人ドリュー・ローゼンハウスは、コルツがジェイムズ放出の代償としてドラフト1巡指名権2つを望んでいない、と述べている。ローゼンハウスは電話インタビューで「コルツ側がジェイムズとの長期契約を求めていないことが明らかになった」とコメントしている。  また、コルツのビル・ポリアン球団社長は、ジェイムズとの交換要員について妥協する意思がないことをAP通信に語っている。ジェイムズは今季ラン1548ヤード、9TD、レシーブ51回、483ヤードを記録し、自己3度目のプロボウルに選出されている。現在26歳の彼はリーグ屈指の若手RBだ。プロ6年間でラン通算7,720ヤード、51TD、レシーブ312回、2502ヤードを記録し、ラン、レシーブ合計で3回シーズン2000ヤードを越えている。ジェイムズは今オフ、コルツに高額な契約金を含む複数年契約を要求していた。しかし、コルツはすでにWRマーヴィン・ハリソンブランドン・ストークリー、右Tライアン・ディームとの再契約で4000万ドル以上(約42億円)の契約金を支払うことに合意しており、ジェイムズと長期契約を結べるサラリーキャップのゆとりがないと見られている。また、コルツはジェイムズフランチャイズ選手に指定したのと同じ日、過去4年間控えRBを務めているドミニク・ローズと2年間の再契約を結んでいる。