マリーノ、ヤングらが殿堂入り

 ダン・マリーノスティーヴ・ヤングベニー・フリードマンフリッツ・ポラードの4名が05年度のフットボール殿堂入りを果たした。殿堂入りの式典は、8月7日にオハイオ州のカントンで行われる。マリーノマイアミ・ドルフィンズ一筋で活躍し、通算パス試投8358回、4967回成功、6万1361ヤード、420TDパスはNFL記録だ。マリーノは他にも84年にリーグMVP、オールプロ3回、プロボウルに9回選出された。彼は引退するとき、前述の記録に加えシーズン5084ヤードパッシング(84年)、通算1試合パス300ヤード以上63回など、21個のNFL記録を保持していた。このように数々の偉業を達成したマリーノだが、スーパーボウルリングを獲得することはなかった。  ヤングは現代フットボールでは左利きQBとして初の殿堂入りとなった。彼はUSFLを経て85年にバッカニアーズNFL入りした。そして87年に49ersへトレード移籍すると、92、94年にはリーグMVPを獲得した。95年には、チームをスーパーボウル制覇に導いている。ヤングオールプロ3回、プロボウルに7回選出されている。通算QBレーティング96.8は99年引退時、リーグ歴代トップの記録だった。ちなみに、マリーノのシーズン48TDパス、ヤングのシーズンQBレーティング112.8は今季ペイトン・マニング(コルツ)に破られるまで、リーグ記録だった。  ポラードは21年、黒人としては初のヘッドコーチに就任した。彼は選手としても優れ、エースRBとしてアクロン・プロズを20年にシーズン無敗のままチャンピオンシップに導いた。また、彼は27年から33年にかけて活動していた黒人選手で構成された独立チーム、シカゴ・ブラウン・ボンバーズを設立した。フリードマンはリーグ創世記の27年から34年にかけて、4チームでQBとして活躍した。