ブランチ、バージェス、ヴィナティエリが週間MVP

 カンファレンスチャンピオンシップの週間MVPに、オフェンス部門でニューイングランド・ペイトリオッツWRディオン・ブランチ、ディフェンス部門でフィラデルフィア・イーグルスDEデリック・バージェススペシャルチーム部門でニューイングランド・ペイトリオッツKアダム・ヴィナティエリが選出された。

 ブランチスティーラーズ戦(41対27で勝利)でレシーブ4回116ヤード、1TD、ラン2回37ヤード、1TDと大活躍した。レシーブ116ヤードは、カンファレンスチャンピオンシップ出場の全選手のなかでトップの成績だった。また、ポストシーズンのレシーブ成績ではチーム歴代4位だった。ちなみに、チーム歴代1位はブランチが昨年のスーパーボウルで記録した143ヤードだ。ペイトリオッツブランチの貢献もあり、ここ4年間で3度目のスーパーボウル進出を果たしている。ルイヴィル大出身でプロ3年目のブランチは、自己初の週間MVP授賞となった。

 バージェスは、ファルコンズ戦で6タックル、2サック、1パスディフェンスをあげ、27対10の勝利に貢献した。イーグルスはこの勝利で80年以来となるスーパーボウル出場を達成した。イーグルス守備陣はバージェスの活躍もあり、リーグ1位の破壊力(平均167ヤード)を誇るファルコンズのラン攻撃を99ヤードに抑えた。バージェスは02年、03年シーズンと故障でプレーオフを欠場していた。彼は今季レギュラーシーズン全体で2.5サックしかあげていなかったが、この大一番で2サックと活躍した。ミシシッピ大出身でプロ4年目のバージェスは、初の週間MVPだ。

 ヴィナティエリは、スティーラーズ戦でFG2本中2本成功、PAT5本中5本成功させた。ヴィナティエリが第1Q早々に決めた48ヤードFGは、築4年のスティーラーズ本拠地ハインツ・フィールドで敵チームのキッカーが成功したFGの最長距離だった。ヴィナティエリは、この試合の2FG成功でポストシーズン通算23FG成功とした。これはNFL歴代2位の数字だ(1位はゲイリー・アンダーソンの32FG成功)。サウスダコタ州立大出身でプロ9年目の彼は、今季2度目、通算8度目の週間MVP授賞だ。