レイヴンズの新攻撃コーディネイターにファセル

 ボルチモア・レイヴンズの新攻撃コーディネイターに、ジム・ファセルニューヨーク・ジャイアンツヘッドコーチの就任が決まった。レイヴンズは他にも、リック・ニューハイゼルのQBコーチ就任、レックス・ライアン守備コーディネイター就任を発表している。ファセルジャイアンツのヘッドコーチ時代、01年にチームをスーパーボウルに導いたがレイヴンズに敗れている。彼は今季レイヴンズのシニアコンサルタントを務めており、攻撃コーディネイター就任について「今季は自分が望んだように、攻撃が機能しなかった。ターンオーバーは少なかったが、結果を出せなかった。(攻撃陣建て直しへ向け)最後にやろうと思っていたことは、自分の攻撃コーディネイター復帰だったんだ。(攻撃コーディネイターとして)現場に復帰するなら、レイヴンズが唯一のチームだろ考えていた」とコメントしている。ファセルジャイアンツのヘッドコーチ(97年から03年)に就任する前、ジャイアンツ、ブロンコスカーディナルズ攻撃コーディネイターとして活躍していた。レイヴンズは今季リーグ31位の攻撃に終わり、1月3日にマット・キャヴァノー攻撃コーディネイターを解任していた。

 ライアンは、49ers新ヘッドコーチに就任したマイク・ノーラン守備コーディネイターの後任として内部昇格した。彼は99年からチームに在籍しており、今季は守備ラインコーチを務めていた。ライアンの父は元イーグルスヘッドコーチのバディ・ライアン、双子のロブ・ライアンは現レイダーズ守備コーディネイターフットボール名門一家の出身だ。「俺は守備をコーチする一家に育ってきた。いつも自分の力で、守備陣を作り上げたいと思っていた。今回、守備コーディネイターの機会を得たのはとても大きなことだ。」と語った。元ワシントン大ヘッドコーチのニューハイゼルは、03年6月にバスケットボール賭博の疑惑で同職を解任されてから、今回が初のコーチ職復帰となる。