アレグザンダーがリーグMVP
シアトル・シーホークスのRBショーン・アレグザンダーが、AP通信の選ぶリーグMVPに初めて輝いた。アレグザンダーは、全50票の内19票を獲得。3年連続受賞を目指したQBペイトン・マニング(インディアナポリス・コルツ)の13票を上回り栄冠をつかんだ。他にはQBトム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)が10票、RBティキ・バーバー(ニューヨーク・ジャイアンツ)が6票、QBカーソン・パーマー(シンシナティ・ベンガルズ)が2票だった。
今季アレグザンダーは、リーグ新記録となるシーズン28TDにリーグ1位のラン1,880ヤードをあげ、シーホークスのNFCトップ14勝2敗の原動力となった。また、彼は今季11試合でラン100ヤードを突破と、シーズンを通して安定した活躍を見せたことが評価された。アレグザンダーは、シーホークスの選手として初、RBとしては2000年のマーシャル・フォーク(セントルイス・ラムズ)以来のMVPとなった。
WRスミス、LBブルースキーがカムバック賞
カロライナ・パンサーズのWRスティーヴ・スミス、ニューイングランド・ペイトリオッツのLBテディ・ブルースキーがAP通信の選出するカムバック賞を受賞した。昨季スミスは、開幕戦で残りシーズン絶望となる大ケガを負い消化不良のシーズンを送った。しかし、今季は全16試合に出場。レシーブ103回1,563ヤード、12TD捕球の3部門でリーグトップと大活躍し、チームの2年ぶりとなるプレーオフ進出に大きく貢献した。
ブルースキーは、昨年2月に軽い脳震盪を起こして入院。その後、心臓に空いた小さな穴を修復する出術を行い、今季はシーズン全休の予定だった。しかし、驚異的な回復を見せ10月30日のバッファロー・ビルズ戦から復帰を果した。開幕3勝3敗のペイトリオッツだったが、守備の要ブルースキーが出場した9試合では7勝2敗と高勝率を収めAFC東地区優勝を決めている。彼は9試合で62タックル、2.0サックをあげている。
12月の月間MVPが発表
12月の月間MVPが発表され、AFCの攻撃部門ではカンザスシティ・チーフスのRBラリー・ジョンソン、守備部門はジャクソンビル・ジャガーズのLBマイク・ピーターソン、スペシャルチーム部門でインディアナポリス・コルツのPハンター・スミス。NFCの攻撃部門ではニューヨーク・ジャイアンツのRBティキ・バーバー、守備部門ではワシントン・レッドスキンズのLBマーカス・ワシントン、スペシャルチーム部門はアリゾナ・カーディナルズのKニール・ラッカーズがそれぞれ選出された。また、新人月間MVPには攻撃部門でタンパベイ・バッカニアーズのRBキャデラック・ウィリアムズ、守備部門でシアトル・シーホークスのLBローファ・タトゥープが選出されている。
ジョンソンは、12月、1月の5試合でラン145回782ヤード、11TDと大活躍で2ヶ月連続の受賞となった。AFC攻撃部門で2ヶ月連続の月間MVPは、1998年11月、12月にQBヴィニー・テスタヴァーディが受賞して以来となる。Kラッカーズは、5試合でFG9本中8本を成功。今季の成績をFG42本中40本成功とし、シーズン最多FG成功数のリーグ新記録を樹立した。