オフシーズン注目ポイント:ARI、ATL

 NFL.COMのナショナルエディターを務めているビック・カルーチ。彼がNFL.COMで更新しているチーム別オフシーズンアップデイトのレポートから、「This is what concerns me」という注目ポイントを紹介していきたい。

 

アリゾナ・カーディナルズ

 カーディナルズはFAで大きな動きを見せなかった。彼らは前バッファロー・ビルズのTマイク・ギャンディを獲得し、オリヴァー・ロスと先発左Tの座を競わせるつもりだ。しかし、ギャンディはビルズで苦戦し、ロスもここ2年間チームの期待を裏切っている。チームは、彼ら2人以外を左Tに起用するかもしれない。

 昨季までフィラデルフィア・イーグルス所属のDBロデリック・フッドは、ニッケルバック、主力が負傷した時の代役として実績を残してきた。しかし、チームは、もう1人守備バックの控え選手を探している。前デトロイト・ライオンズテレンス・ホルトは、先発Sの座を目指しているが、彼の加入は大幅な戦力アップとはなっていない。

 

アトランタ・ファルコンズ

 QBマイケル・ヴィックは、闘犬に関与していた疑惑が浮上するなど散々なオフシーズンを送っている。彼に出場停止処分が下されるかもしれない、と報じる所も出ている。一連の騒動により、私たちは彼がボビー・ペトリーノ新ヘッドコーチの戦術を理解できているかを知ることができずにいる。また、現在の状況ではビックもフットボールに集中できていないのではないか。

 ファルコンズは、2番手QBだったマット・シュアブヒューストン・テキサンズにトレードで放出。代償として複数のドラフト指名権を獲得し、ドラフト1巡でDEジャマール・アンダーソン、2巡でTジャスティン・ブレイロックと効果的な補強ができた。しかし、もしヴィックが出場停止処分を受けた場合、控えQBのジョーイ・ハリントンクリス・レッドマンは、代役として十分な選手ではない。