ベアーズ、CBヴァシャーと5年の契約延長

 シカゴ・ベアーズが、CBネイサン・ヴァシャーと5年の契約延長に合意した。これでベアーズは、ヴァシャーを2012年まで契約下に置くことができる。金額の詳細は明らかになっていない。プロ3年の彼は昨季14試合出場で45タックル、3インターセプトを記録。新人時代には16試合出場で29タックル、5インターセプト、2005年には16試合出場で46タックル、8インターセプトをあげプロボウルに選出されている。26歳のヴァシャーは、「気分は良いし、ホッとしている。この時期、多くの人々が契約交渉を行っていることは知っている。これで心配することの1つがなくなったよ」と、長期契約を結べて安心した様子だった。2005年に彼がサンフランシスコ・49ers戦で記録した相手のFG失敗からの108ヤードリターンTDはリーグ最長記録であり、昨年チームメイトのデヴィン・ヘスターが同じ記録を残している。

 一方、ベアーズは、DTタンク・ジョンソンを放出している。ジョンソンは、6月22日の午前3時半にアリゾナ州で速度違反により警察に尋問されていた。当初は飲酒運転かと思われていたが、ジョンソンが警察から開放された時、飲酒運転との記載や処罰はなかった。また、血液検査の結果はまだ出ていない。警察は、ジョンソンの態度は「とても協力的だった」と述べている。トラブルメイカーとして知られる26歳の巨漢DTは、昨年の12月に銃器の不法所持で逮捕されている。その罰則として2ヶ月間、刑務所で過ごし5月に出所したばかりだった。今回の放出は素行を改めない彼に対し、チームが愛想をつかしたことが理由だ。ジョンソンはすでに、リーグから今季の開幕8試合の出場停止処分を課されている。