木下が最終週も活躍! 3選手がワールドボウルへ

 現地時間6月15(金)、16日(土)、NFLヨーロッパ2007シーズン最終第10週全3試合が開催。日本人5選手の中では、開幕から全10試合出場を果たしたアムステルダム・アドミラルズWR/KR-PR木下典明立命館大卒)が、14対20と6点ビハインドの第4Q終盤、チームの逆転劇のきっかけとなる47ヤードのロングパスレシーブを決めるなど、レシーブ2回56ヤード、パントリターン2回2ヤード、キックオフリターン3回62ヤードを記録した。

 この結果、木下は今季の最終成績をレシーブ通算23回(11位タイ)、364ヤード(9位)、パントリターン通算11回(4位)、175ヤード(2位)、1回平均15.9ヤード(1位)、キックオフリターン通算26回(2位)、604ヤード(2位)、1回平均23.2ヤード(5位)としている。

 一方、先週の試合で日本人選手としては史上初のインターセプトを記録したハンブルグ・シーデビルズDB堀龍太オンワードスカイラークス)は、同じく開幕から全10試合出場を果たしたが、今週は記録はつかなかった。

 そのほかの日本人選手では、ライン・ファイヤーWR小川道洋IBMビッグブルー)が途中出場を果たし、第4週以来6試合ぶりとなるレシーブ1回8ヤードを記録。また、フランクフルト・ギャラクシーWR大滝裕史オンワードスカイラークス)は記録こそつかなかったものの途中出場、同LB石田力哉関西学院大卒)の出場機会はなかった。

 また、フランクフルト・ギャラクシーハンブルグ・シーデビルズケルン・センチュリオンズの3チームが6勝3敗で首位に並ぶ展開となっていたワールドボウル出場権争いは、今週センチュリオンズとの直接対決を31対14の圧勝で制したギャラクシーと、ファイヤー相手に17対13と辛勝したシーデビルズが最終成績を7勝3敗とし、ワールドボウル出場を決めている。

 NFLヨーロッパ2007シーズンのチャンピオンを決する『第15回ワールドボウル』は、石田力哉大滝裕史が所属し、2連覇を狙うギャラクシーと、堀龍太がプレーし、チーム創設3年目で初優勝を狙うシーデビルズの対戦で、現地時間6月23日(土)、ドイツ・フランクフルトのコメルツバンク・アリーナにおいて開催される。