ブロンコスのWRスミス、不振の原因は臀部の痛み

  デンバー・ブロンコスのベテランWRロッド・スミスが、2004年シーズンから臀部の痛みに悩まされていたことを明らかにした。2月に臀部の手術を行った37歳のスミスは、「昨年は寝ることすらできなかった。何故なら、脚が一晩中ズキズキしていたからね。基本的に昨季はシーズンを通してよいコンディションではなかった。年を取ったということだよ。休息を取ることができず、若い選手たちと競わなければいけなかった。」とコメントしている。1995年のプロ入りからブロンコス一筋12年のスミスは通算レシーブ849回1万1,389ヤード、68TDをあげており、これは全てチーム記録となっている。しかし、昨季はレシーブ52回512ヤード、3TDと過去10年間では自己ワーストの成績に終わっていた。

 今季のブロンコスWR陣は、昨季レシーブ1,084ヤードをあげたジャヴォン・ウォーカーがエースレシーバーを務め、スミスは昨季レシーブ309ヤードの2年目のブランドン・マーシャルらと残った先発の座を争う位置にいる。最早スミスが先発WRとしてプレーすることはない、という意見は少なくないが本人は「俺がフットボールフィールドに戻ってくるのは、健康になった時だけだ。昨季ではなく、2005年(レシーブ1,105ヤード)と同じような事ができることを期待している」と、臀部の怪我さえ癒えればかつての力を取り戻せることに自信を持っている様子だ。