名LBセイオウが引退を表明

 37歳の名LBジュニア・セイオウが、引退を表明した。セイオウは、キャリアの大半を過ごした地元サンディエゴ・チャージャーズのチーム本部で会見を行い、プロ16年のキャリアに終止符を打った。セイオウは、「決断は簡単だった。チームが俺を欲しくない、必要としていない時がきたら引退するだけさ」と、約300人の聴衆を前に笑顔で語った。

 セイオウは、1990年にチャージャーズでプロ入りし2002年まで在籍。過去3シーズンはマイアミ・ドルフィンズでプレーしていたが、ケガに苦しみここ2年間で計15試合の出場に終わっていた。フィールドの端から端までをカバーする守備範囲の広さを武器にタックルを積み重ねるとともに、抜群のリーダーシップを発揮し、NFLを代表するLBとしてプロボウルには12度も選出されている。通算成績は230試合出場で、1566タックル、52.0サック、15インターセプトを記録しており、将来の殿堂入りは確実視されている。