タイタンズがWRメイソン、CBロールらベテラン6人を放出

 テネシー・タイタンズサラリーキャップ削減のため、先発WRデリック・メイソンCBサマリ・ロール守備ラインケヴィン・カーター、右Tフレッド・ミラー、さらにFBロバート・ホルコムKジョー・ネドニーとベテラン勢を放出する。メイソンは今季リーグ最多、キャリアハイのレシーブ96回、1168ヤード、7TDをあげ、チーム史上初の4年連続シーズン1000ヤードレシーブを達成していた。ロールはリーグ有数のCBと評され、00年にはプロボウルに出場している。しかし、今季は左膝の手術で12試合出場に留まり、28タックル、1INTに終わっていた。先週には、家庭内暴力で逮捕されている。カーターは、若手揃いの守備ラインを率いDTDEの両ポジションでプレイした。プロ9年目のミラーは、過去5年間チームの先発右Tを務めていた。  タイタンズは97年以降ではリーグ3位の高勝率をあげているが、今オフはサラリーキャップ超過を防ぐため、主力の大量解雇を余儀なくされている。フロイド・リースGMは、今回の一件で「サラリーキャップ削減を達成できた。これからチームの再編を図るところだ」と述べている。リースによると、タイタンズはこれでサラリーキャップ超過分2700万ドル(約28億3500万円)のうち、8割を削減した。チームはこれから複数の選手と契約を結び直し、その後10人の制限付きFAや独占的権利を持つFAと交渉を行う。