バルジャー、バジャビアミラ、ブライアントがNFC週間MVP

  第17週のNFC週間MVPに、オフェンス部門でセントルイス・ラムズのQBマーク・バルジャー、ディフェンス部門でグリーンベイ・パッカーズDEカビーア・バジャビアミラスペシャルチーム部門でニューオリンズ・セインツDEトニー・ブライアントがそれぞれ輝いた。

 バルジャーは、オーバータイムにもつれ込んだジェッツ戦(32対29で勝利)でパス39回中29回成功、450ヤード、3TDと大活躍し、勝利の原動力となった。ラムズはこの勝利により、プレーオフ進出を決め、初戦で同地区のシーホークスと対戦する。1試合パス450ヤードは、バルジャーにとって自己2番目の記録で、チーム歴代5位の数字だ。彼はウエストヴァージニア大出身のプロ4年目で、週間MVPは通算2度目となる。

 バジャビアミラは、ベアーズ戦(31対14で勝利)でキャリアハイ4サックに7タックル、1ファンブルフォースと大暴れした。1試合4サックは、チーム歴代3位の記録で、02年12月22日のビルズ戦でヴォニー・ホリデイ(現チーフス)が5サックをあげて以降では最多記録だ。バジャビアミラは今季13.5サックと記録とし、パッカーズでは名選手レジー・ホワイトに次ぐ4度目のシーズン二桁サックを達成した。ホワイトは、93、95、97、98年に記録し、バジャビアミラは01年から4年連続であげている。サンディエゴ州立大出身でプロ5年目の彼は、初の週間MVP授賞だ。

 ブライアントは、同地区ライバルのパンサーズ戦(21対18で勝利)で、パンサーズが試合終了間際に狙った同点の60ヤードFGをブロックし、チームの勝利を決定させた。この試合、パンサーズのKケイシーは序盤に54ヤードFGを決めていた。ブライアントはまた、1サックを記録し、守備面でも貢献した。フロリダ州立大出身でプロ5年目のブライアントは初の週間MVPであり、セインツの選手がスペシャルチーム部門で4週連続週間MVPを受賞している。